
世界初の取り組みーThe O2、試験的イベントシリーズで540トン以上のCO₂を除去
The O2、 世界で最も人気のあるライブエンターテインメント、レジャー、小売の拠点であるThe O2は、本日、カーボン除去アリーナイベントのパイロットシリーズによる画期的な成果を発表しました。2024年2月に開催されたThe 1975の公演で実施されたこの世界初の試みでは、1公演あたり136.46トンの残留炭素を抽出・除去しました。4公演合計で545.9トンに達し、これは一般家庭395世帯の年間電力使用量に相当します。今回の成功は、カーボン除去を活用した、より持続可能なライブイベントモデルの青写真となります。
ライブ業界の低炭素な未来への道を切り拓くThe O2は、 AEG Europeが所有・運営しており、カーボン除去の専門家である CUR8と提携してこの画期的なパイロットシリーズを実施しました。CUR8は、CO2の迅速かつ永続的な除去に関する専門的な知見を提供し、持続可能なイベントの専門家である A Greener Future (AGF)も協力しました。強化岩石風化やバイオ炭など、科学的に検証可能なカーボン除去手法を組み合わせることで、The O2はCUR8と連携し、各イベントで発生した136.46トンの炭素を大気中から物理的に抽出し、安全な形で永続的に貯留することに成功しました。
会場の初期データと持続可能性の専門パートナーからの知見により、The O2は各公演の概算炭素排出量を事前に予測し、関係者全員がイベントのカーボンフットプリントに対して自らの責任を果たす、商業的かつ持続可能性を意識したイベントモデルを構築しました。ライブイベントのより持続可能な未来を支援する取り組みの一環として、The O2とCUR8は、除去された炭素1トンあたりの費用に1%を上乗せし、ライブエンターテインメント業界における気候変動対策の特定と資金提供を行う気候基金「EarthPercent」に寄付しました。
カーボンフットプリントの詳細を分析したところ、排出量の75.7%という圧倒的な割合がファンの移動によるものであることが判明しました。これについては、会場側の投資と、チケット代金に組み込まれたファン一人あたり90ペンスの拠出によってカバーされました。対照的に、アリーナ運営による排出量は全体のわずか3.95%であり、その主な要因は電力使用とスタッフの移動でした。この低い排出量を支えたのは、The O2によるエネルギー効率化への多大な投資です。最近ではアリーナ全体にLED照明とスクリーンを導入し、2023年だけで30万kWh以上のエネルギーを削減しました。
The O2のホスピタリティパートナーであるLevy UK + Irelandは、自社の運営に伴う除去費用を負担しました。各公演における飲食関連の炭素排出量は7.46%で、そのうち85%が飲料によるものでした。この低い数値を実現できたのは、通常のメニューと比較して炭素排出量を30%削減した新メニューの導入や、Notpla製サーブウェアの採用といった最近の取り組みによるものです。この100%生分解性の製品は、従来のサーブウェアよりもカーボンフットプリントが70%低く、The O2の敷地内にあるバイオダイジェスター(生ごみ処理機)とミミズコンポストで処理可能です。さらに、The O2は恒久的なリユースカップ制度に投資し、再生可能エネルギーで稼働するカップ洗浄機を導入することで、世界的に有名なこの会場における廃棄物と排出量をさらに削減しています。
AEG Europeのサステナビリティ・ディレクターであるサム・ブースは次のように述べています。「この世界初のパイロットシリーズの成功により、素晴らしいファン体験を損なうことなく、環境への影響を考慮したアリーナ規模のライブイベントが可能であることを証明できました。私たちは、カーボン除去がライブイベント運営において実行可能な解決策であることを業界全体に知ってもらいたいと考えています。ただし、これを成功させるには、会場やプロモーターからアーティスト自身に至るまで、ライブエコシステムに関わる全員の協力が不可欠です。私たちは今後も革新を続け、AEG Europeが手がける世界クラスのイベントをより持続可能なものにする方法を追求し、ライブ業界の低炭素な未来を目指してまいります。」
CUR8の共同創設者兼チーフ・インパクト・オフィサーであるマーク・スティーブンソンは次のように述べています。「真の功労者は、排出量を可能な限り削減し、残りの除去に尽力したAEG EuropeとAGFのチームです。彼らの行動は、地球(そして地球上のすべての組織)がネットゼロを達成するために必要なカーボン除去オペレーティングシステムの資金調達を助けるものです。重要なのは、The O2とAGFが『何が可能か』という手本を示したことです。ネットゼロへの唯一の道が『存在しないこと』であるようなライブ音楽業界であってはなりません。カーボン除去を用いて複雑な『観客の移動』や『スコープ3排出量』の問題を緩和し、既存のライブイベントのビジネスモデルの中で実現したこれらのコンサートは、地球を大切にしながら豊かな人生を送るという、未来の可能性を示しています。」
ライブイベントのより持続可能な未来を切り拓くため、The O2は2023年に独自の「グリーンライダー」を導入した最初の会場となりました。これは、会場で行われるツアーやプロダクションをより持続可能なものにするための青写真となる文書です。さらに、The O2はイングランドのアリーナとして初めてAGFによる「Greener Arena」認証を取得しており、現在、ドイツにあるAEG EuropeのUber ArenaとBarclays Arenaでも同様の認証取得に向けた取り組みが進められています。
以上
編集者への注記:
The O2のサステナビリティや、会場のCSRイニシアチブ「Good Vibes All Round」の詳細については、こちらをクリックしてください: 最高の雰囲気をお届け | The O2

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